事業承継体験談

サラリーマンからはじめるM&A事業承継|第2話~スピード重視で交渉に進む~

活動をしてみて300万円で買える会社が本当にある事を知ったものの、M&Aマッチングサービスサイトに載っている300万円で買える会社は問題がある事がわかりました。

サラリーマンからはじめるM&A事業承継|第1話~300万円の会社はろくでもなかった~2018年に三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 」という本を読んでM&Aによる事業承継というものがある事を知り活動をはじめました。今後、サラリーマンの方や個人でM&Aによる事業承継を考える人が増えたり、活動をしている人の参考になればと思い体験記を書いていきたいと思います。...

そこでマッチングサイトでは、財務状況などがまともそうで自分でも買うことができそうな規模の会社に狙いを変更する事にしました。

財務が優良な会社は問い合わせしても全然反応がないか、お断りされる

M&Aマッチングサービスサイトのトランビやバトンズでは、大体の経営状況を見る事ができるのでそこから大体まともそうな会社かどうか判断ができます。

ある程度売り上げがあって利益がゼロもしくは黒字の財務状況が優良な会社を選択して問い合わせを送ってみました。

気になった会社を見つけては問い合わせを送りました。およそ20件ほどでしょうか。

しかし大半が

「既に別の方と話を進めているから無理」

「法人のみで個人はお断りさせて頂いている」

といった回答ばかりでした。

個人で会社を買うっていうのはハードルが高いなと思いつつ、サイトに掲載されたらスピード勝負で問い合わせしないといけないと考えるようになりました。

というのも2018年に個人がM&Aして事業承継する事を進めた本が出版され、大ヒットとなった影響でトランビの利用者の数は急増し、昨年比で5倍ほどに増加してました。

個人で会社を買おうとするライバルがたくさん増えていたのです。

スピード重視で問い合わせしたら案件を進める事ができる事に

ライバルが増えてきている背景も踏まえスピードが命だなと考るようになり、常にサイトをチェックし目ぼしい案件が出てきたらすぐに問い合わせをする事を心掛けるように。

仕事中もたまにトイレ休憩に行っては案件をチェックしては問い合わせをする日々。

すぐに問い合わせを行うと好意的な回答を頂ける率が圧倒的にあがりました。

10社くらいに問い合わせをして3社と話を進められる事に。

その中でも自分がやっている業務に近い事業をやっている一つの会社と交渉を続けさせてもらう事にしました。

3社とも並行して話を進める事も出来たのですが体力と時間的に自分には難しいと考え1社に絞りました。

交渉より先に社長に面談を申し込み、社長の思いを知る

秘密保持契約を結び、その後通常であればマッチングサイト経由で色々な条件だったりを確認したりするようです。

ただ事業内容的にはよく知っている分野でしたし、頂いた決算書を見るととても優良な会社だったので一度どんな社長なのか会って業務内容や社長の思いを聞きたいと感じ、交渉より先に面談を申し込みました。

やり取りも数回だけで素性も仲介サイトに載せた内容程度しかわからない若者が面談を申し込むなんてかなり不作法なお願いでしたが面談を了承頂く事ができました。

気が付けば社長との面談の日。

まず自身の経歴書と履歴書を持参しどんな人間なのか説明します。

今までやってきた業務内容や資格を見て、この人なら事業を承継しても大丈夫かもと思って頂く事ができたようです。

社長との面談では色々な話を聞かせて頂く事ができました。

創業時に売上が上がらなくて苦労した事やそんな時に助けてくれたお客さんや仕事仲間

そしてこの会社だからといって商品を買ってくれる常連さん。

商売を通して繋がりお世話になった方たちへ廃業する事で迷惑をかけたくないけど、後継者候補だった方が色々あり継ぐことが出来なくなってしまった事など。

そんな社長の思いを聞いてこの仕事を継いでやっていきたいという気持ちが強くなりました。

「今後とも是非交渉を進めさせてください。よろしくお願いします。」

非常にいい雰囲気で面談をさせていただく事ができました。

事業承継に関して、会って話をする事はとても大切だと感じました。

ネットを通したやり取りを数十回繰り返そうが一度顔を見て話すほうが圧倒的に情報量が多いです。