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終身雇用崩壊、これから日本はアメリカのような社会になる!?

終身雇用制度が崩壊しそうですね。トヨタの社長とか経団連の会長とか日本のお偉いさん達が公の場で発言し始めました。

もしかしたらなくなる事は上級国民の方々の中では既に決定事項で、下々の民に周知する段階に移ったのかなって感じです。

そうなると終身雇用制度は予想しているより早く崩壊するかもしれません。

終身雇用制度の崩壊とともに新卒至上主義も変わってくのでしょう。これからはアメリカのように経験、知識をもった即戦力が求められる動きが強まるのではないでしょうか。

本記事では終身雇用制度がなぜ崩壊するのか、問題点は何かを自身のサラリーマン時代の経験をふまえて説明します。

終身雇用制度廃止は必然

日本の終身雇用制度もとうとう崩壊を迎えています。

最近は時代の変化が早く、トレンドにいち早く乗ることができなければ先進国だろうが後進国にケツをまくられてしまうような環境です。

このような環境下で世界と戦っていくには、終身雇用制度や年功序列制度は捨てる必要があり、海外と同じような雇用環境を整えていく必要があると経営層が判断したのだと思います。

僕も日本の一部上場企業、一般的に大企業と呼ばれる会社に勤めていましたが、終身雇用制度と年功序列の賃金制度のままでは衰退してくなってのは肌で感じました。

終身雇用制度に感じた3つの問題点

サラリーマンとして6,7年経った頃から、終身雇用制度が遵守された制度だと日本は駄目なんじゃないかなと感じるようになりました。

そして近い将来終身雇用制度はなくなるだろうし、アメリカのように個人の実力重視の社会がやってくると、3つの理由から感じとりました。

その3つの理由を説明します。

その1:終身雇用制度は向上心をなくすダメリーマン製造マシーン

サラリーマン時代にちょくちょく直面して困迷する事がありました。

それは40代後半から50代前半で完全に出世コースから外れたダメリーマンたちの向上心の無さ。

この人たちは出世コースから外れた事を自身でも理解しており、今から仕事を頑張ったところで無駄と割り切っている人ばかりでした。

彼らは仕事において苦手だったりやりたくない事は上司命令でも断ったり、こすい手を使って若手にやらせてました。また自身にとって新しい分野の仕事は絶対に挑戦しません。

そんな姿を見て呆れた反面、そりゃそうだよなと納得してしまう自分がいました。だって終身雇用制度を最も活用して楽して稼ぐには、正直その働き方が最適解だといまでも思います。

先輩社員がちょくちょくこんな事をいってました。

「仕事で成長できるのは30代中盤くらいまでで、そこからはそれまでの貯金(知識や経験)で働いてく事になるから若いうちはがんばったほうがいい」

正直、「向上心さえあれば何歳でも成長できる」と思っているので全く心には響きませんでしたが、終身雇用制度と年功序列の給与体系がしっかり守られている会社にいると、このような考え方に徐々に変わってきてしまうのだと恐怖を覚えるようになりました。

優秀な人が多いと言われてる大企業ですらこんな状況です。

その2:管理職が保守的になり挑戦しない

サラリーマン時代、社内でたまに新しい事業立ち上げの話を聞きましたが、どれもどこかで聞いたことのある2番煎じな事業ばかり。

本当に新しい市場を切り開くような事に挑戦するような事業は一つもありませんでした。

これも仕方ない事なのかなと思います。だって失敗したら責任とって降格人事を覚悟しないといけません。

そもそも部下にチャレンジングな部署で活躍できるような人材は数えるほどしかいないし、そういう人は大抵別のドル箱案件担当していてるので、配置移動出来かねるのでしょう。

そうなると既に成功モデルのある既存の事業をまねるのは当然の事だと思います。

海外だと新しいプロジェクトの際には必要な人材を外部から集めて、プロジェクト終了と同時にチームは解散して各自別の会社に移っていくのが普通ですが、現状の日本だとこんな事できませんから。

その3:優秀な若手の流出が止まらない

優秀な若い人はさっさと見切りをつけて辞めてしまいます。

当たり前ですよね。

保守的で新しい事に挑戦しない風土では刺激もない。

気がつくと仕事内容がダメリーマン達のフォローという名の介護職業務になっていたり。

ダメリーマンをフォローしても正直全然成長できないんですよね。経験値でいったらスライム1匹倒した程度の経験値しかもらえません。

またどれだけがんばっても年功序列の給与制度の為、給与も上がらない。

介護してるダメリーマン達のほうが当然高給。

こんな環境さっさと抜け出したくなります。

10年以上前に富士通で日本の年功序列の人事制度に嫌気がさして、優秀な人材がどんどん流出していく様を書いた本があります。

内部から見た富士通「成果主義」の崩壊

平社員より管理職が多い、歪んだ組織体制の会社なんている意味がない事を、優秀な若手は昔から気づいていたんですね。

NECや富士通などではじまった45歳以上のリストラ

最近は業績が低迷している大企業で45歳以上の従業員を対象にリストラが始まりました。

体力も学習能力も落ちて、若い頃に努力してこなかった生産性の低い従業員を抱え込んでおく余裕が無くなってきたのでしょう。

最近は非常に便利なRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールがどんどん開発されて、単純な入力作業などはコンピュータへ置き換えもどんどん進んでいます。

そんなITツールの進化も伴って、大規模な人員整理はこれから多くの会社で行われる事となるのではないでしょうか。

終身雇用制度廃止に備えよう

今までの日本の会社というのは、共産主義的というか優秀な人も無能な人も差別なく年齢に応じて一定の給与が払われてきました。

会社が社会保護装置として働いて、貧富の差がないみんなが平等な素晴らしい日本の社会の屋台骨として頑張ってきてくれました。

しかしグローバル化がとんでもない速度で進み、競争の激化した現在ではこの構造を会社が支えていく事は難しくなってきたようです。

今後はアメリカのように優秀な人は多く稼ぎ、能力のない人は淘汰されていく。貧富の差の大きい競争社会になっていく事でしょう。

会社が助けてくれるとか、そんな甘い考えは捨てて危機感をもって日々情報収集をしたり

自身で生き抜く術を身に着ける事を意識し、終身雇用制度が廃止となっても関係のない価値ある人材であるよう頑張りましょう。