事業承継情報

事業承継するなら赤字企業が狙い目!!赤字企業なら約1億の設備投資が1/3のコストで可能!!

先日、 日経新聞に第三者承継を行ったその後を取材した記事がありました。「石川の部品加工が攻勢、IHI元社員の第三者承継順調」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC210GI0R20C21A8000000/

IHという大企業出身の方が事業承継を行って順調に企業を立て直しているようです。

ただ立て直し最中なので最終的な結果がどうなるか分かりませんが、1億円規模の設備投資を行って攻勢に出るという事です。

この記事について気になった点があります。

それは前年度の売上が6000万円程度なのに対して従業員が11名もいる点です。現在は更に5名を中途採用したとの事なので16人体制。

半分くらいはパートなどで正社員ではないのかもしれませんが売上に対して従業員の数が多く現状は赤字ではないかなという点です。

というのも16人のうち半数が正社員として平均年収400万円、残りがパートとして年収100万円としても最低でも4000万円の人件費がかかります。

そこに社会保険料などもかかりますし、売上高の何割かは製品原価としてかかるはずです。

部品加工の原価率は平均50%なので結構な額の赤字が出ているんじゃないかなと思います。

当然会社にも1億なんて言うキャッシュはないはずなので融資などで資金を調達したに違いありません。しかし赤字体質の会社に社長が変わったからと言って簡単に融資してくれるとは考えにくいです。

どうやって約1億円の設備投資を行ったのか?

少し調べたらそのからくりが判明しました。

この会社は事業再構築補助金を採択されていたのです。

事業再構築補助金とはコロナによって業績がコロナ前に比べて30%以上落ちている企業が新規事業に挑戦する際にその一部を補助してくれるという補助金です。補助率も2/3で補助金額も大きいので採択されればかなり美味しい補助金です。

第一回目の採択企業一覧をみるとその中にありました。

中小企業だと設備投資の⅔ 最大6000万円まで事業再構築補助金が補助してくれるので9000万円の設備投資を行っても実質必要な費用は3000万円だけですみます。

約1億円の設備投資という事なのでこの補助金を満額獲得したようです。羨ましい

補助金が実際に振り込まれるまでは設備投資実施してから1年くらいかかるので当面は銀行から融資してもらって設備投資を進めるのでしょうが、銀行からしてみてもたとえ9000万円融資しても6000万円は確実に戻ってきますし、残り3000万円が貸倒となっても9000万円の設備が担保になっていれば損はしないので積極的に融資に乗り出してくれたんじゃないかと想像できます。

なお当社はコロナ禍でしたが業績がV字回復し、コロナ前よりも業績が良くなってしまった為、事業再構築補助金のコロナ前に比べて30%の売上減の条件が満たせず申請できませんでした。(;´д`)トホホ

今コロナの影響で社長が年配の企業は赤字の会社が多いはずです。

コロナの影響が少ない新規事業を立ち上げたくてもも年を取ると難しいでしょう。

その為、廃業を決断しようとしている会社は多いんじゃないかなと思います。

それらの会社なら赤字なのでただに近い金額で買えてしまったりするんじゃないでしょうか。

そういった会社を買収し、事業再構築補助金を活用すれば実質1/3のコストで設備投資できるので立て直せる可能性はかなり高いですよ。

下手したら1年から2年くらいで会社の価値を10倍くらいまで伸ばせちゃうんじゃないかと思います。

特に大企業で働いていた人には大チャンスです。

私も大企業で働いてましたが大企業では書類仕事が多いです。社内稟議を通すために説得力のある資料を作成する必要があり、その力はまさに補助金申請時に力を発揮します。

日本は補助金制度が充実しており、事業再構築補助金以外にも調べれば沢山の補助金、助成金があります。私も会社を購入してから沢山の補助金を申請しましたが大企業で書類作成仕事に慣れていた為、現在までの補助金採択率100%です。

それらの補助金を活用しながら設備投資や事業投資を行っていった結果、コロナの影響が続いている2021年でもコロナ前より業績を伸ばす事ができました。